高齢者の「まさかの予兆を見える化する」取り組みとコンソーシアムへの期待 エコナビスタ株式会社

2018年2月8日
エコナビスタ株式会社では、高齢者の「まさかの予兆を見える化する」健康見守り型クラウドサービス機器『ライフリズムナビ+Dr』の開発・販売を行っております。
『「見守り」は、事故が起こってからでは遅い。』

従来の見守り機器は、大きく3種類あります。【1】ナースコールのようにご本人が呼び出す緊急通報型【2】「○○を通過しセンサーが反応した」といった単機能のセンサー情報を使ったもの【3】「室内で活動反応がなくなった」等のように単機能センサーの反応がなくなったという、起こったことを後で知らせるだけのもの。このような前述の3種だけでは「事故を未然に防ぐための見守り」としてはまだまだ不足する要素が多くなっております。そこで理想の見守りを実現するために弊社が開発いたしました『ライフリズムナビ+Dr』は高齢者施設での見守り機器として、既に多数の高齢者施設にご導入を頂いております。

住友林業グループの株式会社フィルケアでは、「本当の家族のように寄り添える介護」を目指し、傍らにいる人の温もりを感じていただけるような生活サービスを提供しております。

【導入事例】住友林業グループ フィルケア株式会社 グランフォレストときわ台 様(弊社HPより)

 

センサーデータを24時間常時監視。AI技術でデータを解析

居室内トイレ、データ通信機付きセンサーマット、人感センサー、温湿度センサー、開閉センサー

居室内に設置をした非接触型センサーマット、人感センサー、温湿度センサー、開閉センサーは、IoT技術を駆使して24時間常時クラウドサーバにデータ送信しています。こうすることで離れた場所でも常に最新の室内状況をパソコンやスマホで把握できるようになり、精度の高い見守りが可能となっております。また、非接触型のセンサーマットからは心数や呼吸等の生体情報も常時クラウドサーバへ送信しています。このデータはAIの技術を用いてデータの解析を行っており、例えばリアルタイム解析の結果「睡眠状態からベッド上での活動量が増えてきている」という状態が導き出された場合、その情報をスマホなどへ素早くお知らせすることで、ベッドから離床するさらに前の状態を把握することが可能となり、いち早い駆けつけによる転倒予防等にもお役立て頂いております。

また、蓄積されたデータを連携する専門医療機関とまとめ、1ヶ月分の「健康レポート」としてもご提供をしております。その月の睡眠時間を中心とした生活のご様子の確認や、先月からの生活の変化などの把握にもお役立て頂いております。

今月の睡眠、活動、温湿度のレポートと健康アドバイス

見守られる方への心配り

高齢者施設等からのご意見として、「見守られる方の負担がいかに少ないか」といったお声をよくいただきます。この「負担」とは、「体に何かを取り付ける・身につける」といった身体的負担と、「見守られている」という行為に対して自立心や自尊心を傷つけてしまうといった精神的な負担です。スマホなどの操作に不慣れなご高齢者に対し、ウェアラブル機器を日々付けて頂くことは現実的には難しいケースが多く、また、カメラのような「監視されているのでは?」というような心理的負担があるものは、自立心や自尊心を傷つけてしまい、ご本人のやる気を削ぎ、フレイル化のきっかけにもなりかねません。

もちろん、お一人おひとりの状態・状況によって必要な見守りの内容が異なりますため、すべてにあてはまるものではありませんが、弊社はできるだけ多くの方に負担なくご利用をいただきたいと考えており、負担の少ないと思われます非接触センサーでの睡眠時の状態のリアルタイム把握を行っております。

弊社の取り組みと本コンソーシアムの活動への期待

弊社は「見守り機器」という製品から、高齢者の特に「睡眠時」における生体情報を日々取得しております。このような同一人物の長期間に及ぶ睡眠時の生体情報の経時データは類例も少なく、身体の脆弱化の傾向・シグナル等が隠れているのではないかと期待をし、研究を進めております。今後は、ビッグデータ化する経時データをさらに深層学習等を用いて解析を深め、新たなサービス等に還元していきたいと考えております。また、一般的に「睡眠」と「認知機能」には何らかの関係性があることは、多くの研究が行われている分野であるかと存じます。健康脆弱化予知予防コンソーシアムを通じ、「睡眠」や「認知機能」など、またその他様々な分野の皆様方と連携をし、共に豊かな健康社会の創造を目指す活動を期待しております。